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2021.03.04

アレルギー性鼻炎、結膜炎

晴海3丁目クリニックです。

2月中旬より例年通りに急にアレルギー性鼻炎の患者さんが増えてきました。

当院は消化器内科、内視鏡の印象が強いせいか、患者さんよりアレルギー性鼻炎の症状にてアレルギー薬は処方してもらえますかと質問、問い合わせがたびたびありました。

当院は内科診療も行っているため、アレルギー性鼻炎、結膜炎等の処方も行っております。

季節性アレルギー性鼻炎では主にスギ、ヒノキの花粉に飛散により起こります。

診断には、アレルギ-の原因となっている物質(アレルゲン)と、その程度を調べるための血液検査も行い、総合的に診断します。

治療は症状を抑えるための薬物療法としては抗ヒスタミン薬などの内服薬、ステロイドの鼻噴霧用薬などが使われます。その他に、アレルギー性鼻炎を治す、あるいは長期に改善させることが期待できる治療として、アレルゲン免疫療法があります。アレルゲンを定期的に体内に入れることで免疫反応を変えてゆきます。皮下免疫療法と舌下免疫療法があり、ダニまたはスギによる鼻炎が対象です。

また同時に起こる目のかゆみ等のアレルギー性結膜炎に対しては抗アレルギー薬の点眼、場合によってはステロイド点眼を処方しております。

コンタクトの使用の有無にて防腐剤を添加していない点眼薬等も処方する場合もあります。

予防法としてはアレルギーの原因となる物質との接触を避けることが一番の予防法になります。 ハウスダストやダニが原因であれば、室内の掃除を頻回に行い、ダニが発生しやすいカ-ペットや敷物の使用は避けましょう。花粉症の場合は、晴れた日や風の強い日の外出をなるべく控え、外出時にはマスク、めがねを着用し、花粉症シーズンは窓も閉めておきましょう。花粉が飛びはじめる少し前から、予防的に薬を使いはじめると症状が軽くてすみます。日ごろから規則正しい生活をして体調を整えておくことも大切です。

(日本耳鼻咽喉科学会ホームページより引用)